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2018年にAnt Financialが行った過去最高額の調達後、グローバルの投資総額は29%減となったものの、米国、英国では大幅に上昇し、ドイツ、スウェーデン、フランスでも投資活動が堅調に拡大

アクセンチュア(NYSE: ACN)の最新調査によると、グローバルにおける2019年上半期のフィンテックベンチャー企業への投資額は大幅に減少しました。これは、前年同期に一気に拡大した中国における資金調達や投資活動が急速に減少していることに起因しています。一方で、米国や英国、欧州の国々では投資活動が堅調に拡大しています。

2019年1月1日から6月30日までの6カ月間のグローバルにおけるフィンテック投資総額は220億ドルとなり、前年同期の312億ドルに比べて29%減と大幅に減少しました。これは2018年5月に過去最高額となる140億ドルもの資金を調達したAnt Financialのような大型案件が見られなかったことによるもので、この案件を除くと、2019年上半期の投資総額は昨年同期比28%増となります。以上拡大し、8億2,900万ドルに達しました。さらに、スウェーデンでは前年同期の4倍以上となる5億7,300万ドル、フランスでは48%増の4億2,300万ドルとなっています。

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2019年10月10日ニュースリリース
2019年上半期の世界のフィンテック投資は減少、中国における投資の落ち込みが欧米での拡大を相殺―アクセンチュア最新調査