アクセンチュア(NYSE: ACN)が毎年発表している、世界のテクノロジートレンドに関する調査レポート「Banking Technology Vision 2018(以下、バンキング テクノロジービジョン2018)」によると、多くの銀行は自行のデータの有効性や信憑性の検証にいまだ十分な投資を行っていないことが明らかになりました。
現在、銀行は常に大量の機密データを保有しており、外部の非構造化ソース(情報源)から追加するデータ量も増大しています。しかしながら、本調査によると、回答した銀行の経営幹部および IT部門責任者の94%(日本では94%)は自行で保有するデータを信頼している一方で、全体の約半数がデータ品質の検証や確認を十分に行っていないことが分かりました。その内訳は、データを信頼しているが、特に検証は行っていない(11%/日本19%)。データの検証を試みてはいるが、品質についてはよく分からない(16%/日本13%)。データの検証は行っているが、品質確保に向けたさらなる取り組みが必要(24%/日本16%)となっています。